インプラントと点滴療法
ふじた歯科ではインプラント治療において、高濃度ビタミンC点滴療法を取り入れ、患者様に良好な評価を得ています。
高濃度ビタミンC点滴療法ですが、歯科における効果・効能は以下のようなものがあります。1、インプラント治療などの外科治療後の治癒を促進する。2、歯周病予防・歯周病治療の一環として使用。3、歯肉粘膜組織の強化。4、歯肉やお口の周りの抗酸化、コラーゲン生成。5、美肌・美白効果。6、疲労回復・免疫力の向上。7、ガン治療、ガン予防。 8、全身のエイジングケア(アンチエイジング)
そもそも高濃度ビタミンC点滴療法は、2度ノーベル賞を受賞したライナス・ポーリング博士(米国)とE・キャメロン外科医(スコットランド)が「末期進行がんの患者に点滴とサプリメントでビタミンCを大量投与したところ、対照群の4倍から6倍に延命効果が得られた」と発表したことに始まります。
ビタミンC濃度が高くなるとガン細胞は死んでしまうが、正常細胞は全く影響を受けないといわれています。どのくらいの濃度になるとガン細胞が死ぬかというと350mg/dl~400mg/dlの血中濃度だそうです。この治療濃度を獲得するためには一度の点滴で個人差はありますが、62.5g〜75gが必要となります。
ビタミンCと聞くと、すぐにレモンを思い浮かべることと思います。レモン1個にどのくらいのビタミンCが入っているのかというと、レモン果実1個当たり「20mg」入っています。
高濃度ビタミンC点滴療法は高容量のビタミンC(12.5〜100g)先ほどレモン1個当たり20mgですから625個〜5000個分を静脈から点滴していきます。
なぜ点滴?服用ではだめなの?と疑問に思われると思います。健康食品やサプリメントでいっぱい存在しますからね。でも経口摂取ではほとんどが吸収されず体外に排出されてしまうのです。次ページにデータがあるので見てほしいのですが、60mgまではほぼ100%吸収されます。しかし3gになると3割くらいしか吸収せず、12gとなると16%で吸収されるのは約2gとなります。このように経口摂取量が増えるにつれて尿中排泄の割合が増えていきます。そのためサプリメントで大量に飲んでも治療効果は薄いのです。
一方、高濃度ビタミンC点滴は、血中ビタミンC濃度を経口摂取では達成できない濃度にまで一気に高めることができるのです。経口摂取の限界を超え、ガン治療から様々な病気の予防まで期待ができます。
摂取量 |
体内への吸収量 |
吸収率 |
尿中への排泄量 |
排泄率 |
〜60mg |
〜60mg |
100% |
0mg |
0% |
100mg |
80〜90mg |
80〜90% |
10-20mg |
10-20% |
1,000mg |
750mg |
75% |
250mg |
25% |
2,000mg |
880mg |
44% |
1,120mg |
56% |
3,000mg |
1,172mg |
39% |
1,828mg |
61% |
4,000mg |
1,099mg |
28% |
2,901mg |
72% |
6,000mg |
1,560mg |
26% |
4,440mg |
74% |
12,000mg |
1,920mg |
16% |
10,100mg |
84% |
このように、素晴らしい効果をもたらす高濃度ビタミンC点滴療法を、インプラント治療の使用することにより、免疫力を高めたり、コラーゲンの合成促進などの多くの効果があります。「痛くない、腫れない、治りが早い、インプラント治療」が可能となるのです。